水耕栽培の歴史

植物生理学は王立協会で概論を学んだのだけど、あとは専門書を買って独学。
近年、水耕栽培を導入する農作物生産者も多くなり、映画「マッドマックス・怒りのデスロード」の土が死に砂漠化した近未来では水耕栽培が主流になるなど普通に見かけるようになった。
この水耕栽培はいつからある栽培方法なのか?
一番古いものは今から約3800年前のメソポタミア、、、ではないか?と言われています。
バビロンの空中庭園はバビルの塔の近くにあったとされる城塞で周りは砂漠なのにその城塞のテラスなどには緑がふんだんにあったとされていて、遠くから見たら庭園が空中に浮いているように見えたことから「空中庭園」と呼ばれています。
地下水か何かを組み上げて頂上から流して植物を維持していた、のではないか?と言われています。
バベルの塔やこの空中庭園が建設される前は周囲は緑に覆われていたそうです。
建設は全て「焼きレンガ」を使用していたことから、周囲の森林を伐採して燃料としたようでして。
ドンドン砂漠化していき、ついには周りが砂漠になってしまい、バベルの塔と空中庭園は砂漠に飲み込まれてしまう。
だから、あったという伝承のみで場所がいまだにわからない。
世界七不思議の一つになっています。
実際に確認できる最古は1600年代のイギリス
「知は力なり」で有名な哲学者フランシス・ベーコンが「土は植物を支えてるだけだから、そんなもんいらん!水だけで充分だ!」と実証してみせたことかな。
「ガス」の概念を発見したベルギーのヘルモントが実験により土は支えてるだけではなくて必要な養分を植物に与えていると実証。
だから今の水耕栽培は単に水だけではなくてミネラル分などを植物に合わせた配合で混ぜてるんですよ。