雑草と共生する庭づくりが本来あるべき姿

ガーデナー石川です。

 

日本のガーデニング普及のために英国王立園芸協会の日本支部ができまして、昨年その使命を終えまして解散されました。日本はもともと園芸文化がありましたので、その土壌でハンギングバスケットや鉢の寄せ植え、寄せ置き、色んな花や緑の文化がさらに奥の深いものになったと思います。

 

しかし、日本の園芸文化の根底には日本庭園の簡素さが根付いておりまして、地域に根差している植物を「雑草」というくくりで嫌う風潮がまだまだ残っています。

が。。。イングリッシュガーデンは皆さん好きだといわれます。

 

イングリッシュガーデンというのは別にそういう形があるわけでもなく、みなさん雰囲気で言われますし、絵本作家のターシャさんのアメリカの庭がブームになったり、園芸家のペニシアさんのハーブ庭園、京都の庭もブームですね。どこにもイングリッシュは出てきませんが(笑

 

本来のイングリッシュガーデンは風景庭園ともいわれるくらい自然になじみ、植物と人間の共生がコンセプトなんですよ。

まさに昭和天皇が言われた「雑草という名の植物はない」

There is no such word as weed.

全ての植物との共生が本来の人間の生活環境なのではないか、というものなんです。

 

確かに草がボーボーになったお庭は「共生できていない」ということでダメダメですが、じゃあ薬品を撒いてまで死滅させる必要があるのか?ということなんです。

ガーデンの中で邪魔になる草たちは抜いたり、その部分にレンガを敷いたり、その植物のために日陰の部分が大きくなったり、何かガーデニングを楽しむうえで支障になる部分があれば草を抜いたり切ったりすればいいのではないかなと思うんです。

 

「うわ~!雑草が生えてきた!!」と言いながら「イングリッシュガーデン好きなんですよねぇ~」とも言ってしまう。これが今の日本のガーデニング文化ですね。和の庭園とイングリッシュガーデンが混合してしまってるんですよね、考え方が。

 

しかし、ここは日本ですので和の文化でのイングリッシュガーデンでなくてはなりません。日本人が住むのですからね。

これは私のデザインにも表れていますが、どのデザイナーさんも多分模索中だと思いますね。

「これが和の文化圏でのイングリッシュガーデンだ!」というのは、まだ日本国内に出現していませんからね。みなさん、着地点をいろいろと考え中というところですね。